どうも!!ブログ管理人のfujiです。
予備自衛官補訓練では連続5日間の訓練を10回こなすことになり、基本的な訓練から応用的な訓練まで多岐に渡ります。
訓練の1段階よりも2段階の方がハードな訓練になってはいきますが、個人的にキツかった2大訓練について解説します。
訓練のどういったところがキツかったのかや、その訓練の必須アイテムなども解説するのでこの記事を読み進めて快適な予備自衛官補訓練を送れるようにしましょう。
予備自衛官補訓練でぶっちぎりでキツかった2大訓練について解説
私自身が体験した予備自衛官補訓練でぶっちぎりにキツかった訓練が2つあります。
その訓練は下記二つになります。
・25Km行進
・戦闘訓練
これらの訓練は予備自衛官補訓練の中でも、スケジュール的にも体力的にもかなりシンドい訓練になります。
いずれも2段階の訓練課程になりますので、1段階で根をあげている人にとってはまさに地獄の5日間となるでしょう。
予備自衛官補訓練で一番シンドかった25Km行進
予備自衛官補訓練では10Kmと25Kmの2つの行進のカリキュラムがあります。
10KmはD課程訓練、25KmはG課程訓練で実施されます。
どちらの訓練課程でも約4.3キロの64式小銃を携行し、銃剣・弾倉・防護マスク・水筒・エンピ・背嚢などの約15〜20キロ程度の装具を身につけて行進することになります。
これら行進の訓練のしんどさの根底には装具の重たさがありますが、それ以上にG課程訓練が一番シンドいと感じるポイントについて解説します。
・訓練開始の朝が早すぎる
通常の予備自衛官の訓練では6時に日朝点呼が行われ、朝食や清掃等を済ませ8時15分までに訓練開始できる状態で集合します。
しかし、25Km行進の時にはスケジュールが1時間前倒しの5時に日朝点呼が行われます。
そして6時には3トン半トラックに乗車して目的地にまで移動していたと思います。
朝が1時間早くなるだけでなく、アイロンがけや装具整備など残ってる作業をやる時間もなく訓練が開始されます。
訓練開始が早くなろうとも課業が終了する時間は17時と同じです。
25キロ行進の時は朝がいつもより早くてシンドいし、起きてすぐ訓練が開始なのでいつもよりも課業時間が長いのでダブルでシンドい思いをします。
・約8時間の苦行の始まり
私の所属していた訓練駐屯地の場合はとある湖の近くまで搬送され、約8時間をかけてその湖の周りをぐるっと回るというコースでした。
駐屯地によっては山道コースの場合もありますし、駐屯地内のコースをぐるぐると回ることもあります。
1〜2時間に1度休憩タイムを挟みつつもゴールに向けて約8時間の地獄の行進が始まります。
何かを考えることもなくただひたすらに『キツい、シンドい』という負の想いが頭の中をぐるぐる駆け巡りながらの行進は、一種の禅問答のような感じになります。
駐屯地の外に出れば予備自衛官補といえど一般人からしたら自衛隊員です。
和気藹々と談笑をしながらの行進ではなく、厳正な規律を持っての行進なのでより一層1秒1秒を踏みしめながらの行進となります。
訓練時間の長さと時間の経過の遅さがやはり25Km行進のシンドいところになると思います。
・訓練後の全身へのダメージがヤバい
25Km行進が無事終わっても訓練の全てが終わった訳ではありません。
G課程訓練では25Km行進と野外歩哨の訓練がセットなので、引き続き次の日からも訓練は実施されます。
しかし、25Km行進で蓄積された身体のダメージが野外歩哨訓練やその後の生活まで影響することとなります。
とりあえず25Km行進終了後は足裏のダメージがめちゃくちゃヤバいです。
人によっては足のマメが爆発して地獄を見ることとなるでしょう。
次の日には全身筋肉痛で歩哨訓練も満足にこなすこともできないでしょう。
私の場合はG課程訓練終了後から約1ヶ月背骨と骨盤の痛みが取れなくてシンドい思いをしました。
日常生活にまで影響する身体ダメージを負ってしまうG課程訓練はマジでヤバいです。
現職自衛官の訓練では30〜60Km行進があるらしく、幹部自衛官学校では100Km行進もあるらしく想像もしたくないですね。
ちなみに10Kmも25Kmも自衛隊の前期教育課程と同じカリキュラムです。
しかも予備自衛官補は現職が扱う89式よりも重い64式での訓練となります。
シンドい訓練ですが、現職以上のハンデを背負って訓練を遂行したという自信は持ってもいいかなと思います。
アタマとカラダを両方酷使する戦闘訓練
予備自衛官補の戦闘訓練はC・F・I課程の3つの課程で実施することになります。
C課程では前頭訓練の前段階である5種類の匍匐前進を学ぶ程度で、F課程で本格的に戦闘訓練についての訓練を実施します。
C課程やI課程では戦闘訓練以外にも別のカリキュラムが入ってますが、F課程に関しては5日間全て戦闘訓練のカリキュラムになります。
そんな別名FightのF課程訓練の辛さについて解説します。
・号令の要領を覚えるのが大変
戦闘訓練では班単位での敵陣までの突撃を想定しており、10〜14名前後が2人1組のバディを組んで前進していきます。
小隊長の号令に対して返事をして行動に移すので、号令の意味であったり場面に応じて返答要領を覚える必要があります。
またバディ同士での連携も声で行うので、適切な返答や指示をする必要があります。
匍匐前進や障害物に隠れての敵方確認要領、バディ前進の支援射撃など身体で覚えることも多いですが、それに追加してアタマで覚えることもたくさんあります。
寝る前や課業後のイメージトレーニングや復習が重要になってくるでしょう。
もちろん優秀なバディと当たれば訓練がグッと楽になるので、優秀そうなヤツと仲良くなってバディになるための下準備も大切ですね。
・そもそも体力的にシンドい
戦闘訓練では約300m先の敵陣の奪取を目的に、匍匐前進やバディでの相互支援での前進や砲兵からの支援射撃後の突撃などをおりまぜて約20〜30分ほどかけて前進していきます。
別の小隊が訓練実施中に移動と準備を行い、ローテションでぶっ続けでこれらをこなしていきます。
パート別の練習もこなしながら通しでの戦闘訓練も行うので、体力的に疲弊し続ける5日間をこなすことになります。
雨が降って訓練場がぐちゃぐちゃの状態になろうとも、日光に照らされる真夏日になろうとも訓練は実施されます。
ただでさえキツい訓練なのにコンディションの悪さも追加されることになるので、時期によっては本当に地獄の訓練となるでしょう。
激しく体力を消耗する訓練なので、F課程訓練に備えてランニング等運動で体力の向上を図っておくことが大切ですね。
地獄の予備自衛官補訓練少しでも楽にするアイテムについて解説
G課程訓練の25Km行進やF課程の戦闘訓練は、予備自衛官補訓練の中で一番キツい訓練になります。
しかし、これらの訓練の負担を少しでも減らすために課金アイテムを購入することで、ラクに訓練をこなすことが可能になります。
予備自衛官補の同期や私が実際に使ってみて、買っておいてよかったと思えるアイテムについて解説します。
G課程25Km行進訓練での課金アイテムについて解説
25Kmの長い道のりを15㌔を有に超える装具を背負って行進するには、心を折れないようにするのが一番大切です。
しかし、その心を折れないようにするには根性だけでは不可能なので、以下の便利グッズを課金することをオススメします。
・5本指ソックス
・中敷
・ベビーパウダー
これら上記4つのアイテムを揃えることで、地獄の25Km行進がグッと楽になるでしょう。
それぞれの課金アイテムについて解説します。
・5本指ソックス
日朝点呼のことを考えると履くのに手間取ってします五本指ソックスはオススメではありませんが、行進訓練の場合は5本指ソックスが効果を発揮します。
行進訓練では足へのダメージが凄まじいですが、その中でも一番注意しなければならないのがマメです。
履き慣れない半長靴で長時間の行進では、確実にマメの一つや二つかならずできます。
マメが破れてしまうと本当に行進が地獄そのものになってしまいます。
しかし、この自衛隊の行進に特化した五本指を履いておけば指同士が直接擦れることを防いでくれるので、マメができにくくなります。
25Km行進は完走しなければ訓練終了とならないので、マメによる途中退場ならない為にも絶対に揃えておきたい課金アイテムとなります。
・中敷
5本指ソックスで足指を保護できても、足への対策は万全とは言えません。
半長靴のペラペラの中敷では足裏が5Kmもしないうちに限界を迎えてしまい、一歩進むごとに激痛との戦いになります。
そこで課金しておくべきアイテムは、足裏をしっかりと衝撃から和らげてくれる中敷ですね。
中敷のクッション性と値段は比例しているので、ケチらずにちゃんとした中敷を買うことをオススメします。
この自衛隊御用達のBMZの中敷きであれば、半長靴専用設計となってるのでサイズ的にはぴったりです。
値段もそこそこしますがそれ以上の効果を発揮するので、惜しみなく課金するのがいいでしょう。
別の手頃な中敷を買うときの注意点としては、半長靴のサイズが足とピッタリの人は中敷の厚さによって足の甲が圧迫される恐れがあります。
中敷のクッション部分の厚みが増すことを考えて、半長靴のサイズを申告しておきましょう。
半長靴のサイズはいつでも変えることができるので、行進訓練の前までに自分にベストなサイズを模索しておきましょう。
・ベビーパウダー
中敷や5本指ソックスで足を保護しても足回りのトラブルに悩まされる人は多いです。
自衛官には水虫が多いというのは有名なお話ですよね。
一日中履いている半長靴の中は湿気と雑菌の巣窟です。
何も対処しなければ予備自衛官補といえども水虫になってしまう恐れがあります。
そこで少しでも湿気から足を保護するためにベビーパウダーを購入しておきましょう。
ベビーパウダーには水虫対策だけでなく、行進時の足のマメや股擦れなどの予防にも効果を発揮します。
必要量だけジップロックに入れて行進中の休憩時間にササッと使えるようにすると良いでしょう。
F課程戦闘訓練での課金アイテムについて解説
5日間ひたすら戦闘訓練を行うF課程訓練では訓練中の対策アイテムというよりも、課業後を快適に送れるようなアイテムで訓練の負荷を下げる方法について解説します。
・装具整備セット
・身体ケアアイテム
上記2つのアイテムを揃えてfightのF課程訓練を快適に過ごして欲しいと思います。
・装具整備セット
F課程の戦闘訓練では、朝から晩まで匍匐前進や堆土に身を隠して敵陣まで前進する練習を行います。
そうなると課業後には戦闘服や半長靴がドロドロになってしまうだけでなく、弾帯や弾倉入れなどの装具もドロドロになります。
毎日ドロドロになった装具を整備をするのはとても大変ですし、整備セットは班に1つしか支給されないので順番待ちが発生します。
そうなるといつまでたっても装具整備が終わらないということになるので、マイ装具整備セットを揃えておきましょう。
装具整備の中で一番道具争奪戦になるのが靴墨やワックスですね。
他の装具はブラシ等や手洗いでなんとかなるので、半長靴の整備道具だけ揃えておけば良いでしょう。
装具整備などの課業後の雑務を早く消化して自分の時間を少しでも確保しないと、朝起きて寝る直前までひたすら労働状態ですからね。
それだけでなく班長や区隊にもよりますが抜き打ちで服装点検が実施されるので、装具整備は抜かりなく実施する必要があります。
訓練期間を楽に過ごすには装具整備の課金アイテムは必須でしょう。
・身体ケアアイテム
身体全身を酷使する戦闘訓練では、日を増すごとに肉体が悲鳴をあげてきます。
身体が万全の状態でなければ思うように体を動かすことができず、思ったように訓練をこなすことができないでしょう。
そこで活躍するのが身体ケアアイテムですね。
クエン酸であればどの商品でもいいですが、私は上記のエナジーダッシュという商品を使ってましたね。
クエン酸で身体の疲労を少しでも回復しておけば次の日の訓練も、身体の節々に走る苦痛を和らげた状態で訓練に臨むことができます。
特に普段あまり運動をしない人であればあるほど急に身体を酷使するので、より一層激しい筋肉痛などに悩まされるでしょう。
しかしこれらのクエン酸やプロテインなどのケアアイテムを活用すれば、身体の回復を早めることができるでしょう。
プロテインはコスパ重視のバルクスポーツのプロテインをお勧めします。
たくさんのフレーバーがあるので、バラエティパックで味比べしてみて気に入ったものを購入すると良いでしょう。
筋肉の疲労回復や増強にはタンパク質が一番ですからね。
まとめ:課金アイテムを活用してキツい訓練を楽にこなしましょう
課金アイテムを買わなくても訓練を修了することは可能です。
しかし、ただでさえ過酷な5日間の訓練がより一層ハードモードになり、心が挫けて予備自衛官補を辞めるという決断につながりかねません。
そこそこの倍率をくぐり抜けて折角予備自衛官補に任官したのですから、最後まで諦めないように課金アイテムの力を借りるのは賢い選択だと思います。
アタマと道具を使えば困難な道のりでも、比較的楽に進むことは可能です。
キツい予備自衛官補訓練を快適なものにしていくために、課金アイテムを揃えて素敵な予備自衛官補ライフを送りましょう。
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