どのくらいの難易度なの??予備自衛官補試験の倍率や予備自衛官任官までの到達倍率について解説!!

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どうも!!ブログ管理人のfujiです。

予備自衛官補試験を控えている人やこれから予備自衛官を目指そうと思っている人たちにとっての一番の関心ごとが試験合格率・試験倍率ですよね??


実際に勉強してても倍率が分からなければ、どれくらいの仕上がりに持っていけば良いか分かりませんからね。


そこで今回は予備自衛官補採用試験の倍率や、予備自衛官補から実際に予備自衛官任官までの人数の推移について解説します。


試験倍率や予備自衛官任官到達率はあくまでも目安ですが、この数値からどれだけ予備自衛官に任官するには険しい道のりであるかを認識しましょう。


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一般人が予備自衛官任官にまで到達する倍率について解説



一般人が予備自衛官任官を目指すには

予備自衛官補採用試験
50日の予備自衛官補訓練

上記の2つの関門を突破しなければなりません。


それぞれそれなりの難易度であり、生半可な心構えでは決してなることはできないでしょう。


結論から申しますが、一般人が予備自衛官任官を目指した時の倍率としては20〜30倍ほどの難易度になります。

予備自衛官補採用試験が3〜4倍ほど、予備自衛官補訓練の修了率が8倍ほどですね。


一般人100人が受験し予備自衛官任官に到達するのは、せいぜい3〜5人程度ということになります。


予備自衛官補採用試験と予備自衛官補招集訓練という2段構えではありますが、倍率30倍というとボートーレーサー養成所の試験と同じくらいになります。


予備自衛官補採用試験の倍率もそこそこですが、やはり予備自衛官補50日訓練の存在が予備自衛官任官の大きな障害になっています。

予備自衛官任官までには長く険しい道のりがある


予備自衛官補採用試験と50日の予備自衛官補招集訓練を突破しなければ予備自衛官に任官することはできませんが、50日の訓練も1〜3段階とレベル別に段階分けされています。

1段階では基礎を学び、2段階では応用編、3段階ではまとめのような位置付けですね。


採用試験とそれぞれの訓練での倍率について詳しく解説していきます。

・予備自衛官補採用試験:倍率3〜4倍


予備自衛官補採用試験は一年で2回行っており、毎年1300名程度の人数が採用されています。

東日本大震災の頃くらいから予備自衛官という存在が認知され始め、近年では大きな災害があるたびに予備自衛官が出動しその存在が一般的になりつつあります。


私も予備自衛官という存在を知ったのは2016年の熊本地震がきっかけでした。



東日本大震災が発生した翌年の2012年度の採用試験においては採用定員1400名に対して6189名が応募し、試験倍率4.4倍にもなりました。


公式には試験倍率が発表されたのは2012年度だけですが、熊本地震や平成30年7月集中豪雨などここ最近で7回もの出動実績があります

その度に予備自衛官の存在が注目されているので、試験倍率は3〜4倍を維持していると考えられます。


また、年に2回の採用試験が実施されてますが、中部方面隊や東部方面隊などの人口が多い方面隊においては1回目の試験で定員に達し、2回目の試験を中止という事態になっています。


・予備自衛官補1段階A・B課程訓練:倍率2倍


予備自衛官補試験を無事突破したからといって安心はできません。

せっかく関門の予備自衛官補試験を合格しても、このA・B課程訓練終了時には約半分の合格者が脱落してます。


私が初めてA課程訓練のために訓練駐屯地に訪れたときは、2個中隊4区隊の総勢150名くらいが集結してました。

その年の一番最初のA課程訓練ということもありますが、かなりの大所帯ですね。

同じ年のB課程訓練もA課程と同等の人数集結してましたが、C・D課程訓練では半分の1個中隊2区隊になってました


つまりA・B課程訓練で約半分の人間がやめていったことになります。

訓練内容は基本動作などの初歩的なことしかやりませんが、5日間駐屯地に軟禁状態です。


24時間集団行動
理不尽な営内服務
5日間のスケジュール調整
班長たちからの厳しい指導

などなどの自衛隊の厳しい洗礼に耐えれなかった人がやめていくのでしょう。


特に女性の予備自衛官補が訓練を重ねるごとに劇的に減っていきます。

女性だからといって特別扱いしないのが自衛隊です。

女性予備自衛官補には女性自衛官が就くので、同性だからこそより厳しい指導が待ってるのでしょう。

・予備自衛官補1段階C・D課程訓練:倍率2倍


約70〜80名程度で推移した訓練参加者もC・D課程が終了する頃には、約半分の40名ほどの人数になります。

1段階の訓練はあくまで自衛隊での基本的な部分しか行われません。

そして2段階では野外演習場での訓練など厳しい訓練が多く待ってます


1段階訓練を頑張ってみたけれど2段階訓練の厳しさに絶望して、このタイミングで多くの挑戦者がドロップアウトすることなります。


逆に2段階のE〜H課程では人数の増減はほぼなく、どの課程でも1個中隊1区隊の40名ほどで訓練に臨むことになります。


2段階まで到達する人たちは、自衛隊の理不尽さも訓練のしんどさにも耐えうる人材ということですね。

2段階訓練の課程が進んでも、それなりの覚悟を持った人間ばかりなのでちょっとやそっとじゃ辞めないということです。


・予備自衛官補2段階E〜H訓練:倍率2倍


予備自衛官補訓練の2段階が終了し3段階が開始するころには、40名いた訓練参加者も20名ほどにまで減ります

しかし、これまでの脱落者と毛並みが少し変わり、環境の変化により予備自衛官補を辞める人が多くなります


予備自衛官補訓練は合計50日の訓練を3年以内に修了しなければなりません。

2段階訓練の終盤にもなると、この3年縛りに接触する人が多くなります。

一定の条件をクリアすれば1年延長も可能らしいですが、辞めることを選択する人もそれなりにいます。


また、予備自衛官補訓練の大半は大学生などの学生が占めているので、就職であったりといった環境の変化により辞めていく人がめちゃくちゃ多いです。

就職して住む場所が変わっても別の訓練駐屯地で訓練を受けることはできますが、今まで苦楽を共にした仲間がいるからこそ厳しい訓練に耐えれるというものです。


また連続5日間という訓練日程なので、転勤や部署移動した社会人予備自衛官補もスケジュール調整が難しくなり辞めていきます。


やる気があるのに辞めなければならないのは非常にもったいないことですが、あくまでも本業ありきの予備自衛官ですからね。

予備自衛官の認知度はそこそこ上がってはきましたが、予備自衛官の立場が向上したわけではありませんからね。


学業もですが仕事と両立するには予備自衛官補は大変であるということですね。

一般人100名が予備自衛官を目指し実際になれるのは3〜5名程度


予備自衛官補を目指した一般人が実際に予備自衛官になるには険しい道のりであり、100名が志して実際に予備自衛官なれるのは3〜5名ということになります。


倍率でいうなら20〜30倍後半であり、軽い気持ちで突破できるようなものではありません。

2020年度の予備自衛官補採用者数は1300名であり、その年に予備自衛官に任官したのは200名なので予備自衛官補訓練は約8倍の倍率であったといえます。


概算と私の予備自衛官補時代の経験での計算ではありますが

予備自衛官補採用試験:3〜4倍
予備自衛官補1段階A・B:2倍
予備自衛官補1段階C・D:2倍
予備自衛官補2段階訓練:2倍
一般人が予備自衛官に任官:24〜32倍

ということになります。


一般人が簡単な気持ちで予備自衛官には決してなることができないのです。


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予備自衛官補試験や教育訓練を突破するための方法について解説


予備自衛官補採用試験や予備自衛官一般教育訓練を突破するには、多くの難関が待ち受けてます。

しかし、事前の下調べや予備知識を入れておくことで難易度はグッと下がります。


予備自衛官補試験を一発で合格し、50日の訓練を本業と両立させながらクリアした私のノウハウを交えて難関突破のコツについて解説します。


予備自衛官補試験の攻略法について解説


予備自衛官補採用試験での一番の難関はやはり筆記試験ですね。

受験生の大半が現役の大学生であるので、筆記試験の偏差値はめちゃくちゃに上がります。


現役学生でなく社会人であるならそれなりの勉強をしておかなけらばなりません。

筆記試験の勉強をするのであれば下記のテキストをオススメします。

Bitly

このテキスト一冊で筆記試験や作文などの勉強をすることができます。

また、予備自衛官補採用試験をイチからジュウまで網羅した記事がありますので、下記記事を参照して一発で予備自衛官補試験を合格できるようになりましょう。


予備自衛官補一般1段階訓練の攻略法について解説


初めての訓練で普段立ち入ることのない駐屯地での訓練は、精神的にも肉体的にも想像以上の負担がかかります


一番最初のスタートを失敗すると、次の訓練への出頭への気持ちが途切れてしまいます。

初めてだらけの駐屯地生活なので、些細なことでさえも大きな負担になりますからね。



1段階の一番大事な鬼門はA課程訓練の前泊出頭時です。

ここさえ完璧にこなせれば、あとは流れに身を任せて1段階訓練を攻略できるでしょう。


前泊出頭の極意1段階訓練を快適に過ごす方法について解説した記事があるので参照してください。

予備自衛官補一般2段階訓練の攻略法について解説


2段階訓練の一番の鬼門になるのでF課程訓練でしょう。

F課程訓練の内容は戦闘訓練で、ほぼ全ての時間が匍匐前進や班規模での突撃訓練になります。

真夏に行けば地獄を見ることになりますし、戦闘訓練で半長靴や戦闘服がドロドロになるので課業後の整備の負担が倍増します。


また2段階訓練では小テストや練度判定がちょこちょこ入るので、それも負担を助長させる要因になります。

2段階訓練はE・F・G・Hの4つの課程がありますが、受講の順番に制限はありません。

受ける順番や季節等を考慮することで難易度をグッと下げることができます。


2段階訓練の攻略法について解説した記事がありますので詳しくはこちらの方で参照してください。


予備自衛官補一般3段階訓練の攻略法について解説


3段階訓練では64式小銃を使った実弾射撃がメインとなります。

激しく動くこともないので体力的には楽ですが、射撃姿勢を保持するのはなかなかキツいので想像以上にはシンドい課程になります。


またほとんどの人が人生で初めての射撃を経験することになると思います。

射撃の衝撃や音に萎縮してしまい、うまく射撃姿勢を保持できなくなる人もいるので射撃で高得点を狙うならそれなりの努力が必要です。

私の同期にはプラモデルの64式小銃を購入して、家で射撃姿勢の練習をしていた猛者もいますね。




もともと予備自衛官補志望にはサバゲーマーが多くいますからね。

64式と89式小銃を揃えてた同期もいますが、やはり家で小銃を使った自主練をしているのでしょう。

基本動作や射撃の成績はピカイチでしたね。


3段階訓練の詳細については下記記事を参照してみてください。

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まとめ:予備自衛官任官までの倍率は高いが対策すれば誰でもなれる!!


予備自衛官補採用試験や予備自衛官補一般教育訓練を無事突破できるのは3%ほどの限られた人間であります。

しかし、事前の準備と対策さえすればあなたもこの3%の中に入り込むことが可能です。


私も予備自衛官補を目指したい、どんな訓練が待っているのか詳しく知りたいという人の助けをしたいと思い、日々ブログで予備自衛官補について発信しています。


この記事の他にも優良な記事を揃えているので、ぜひ予備自衛官任官のためにフル活用していってください。

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