『初出頭』予備自衛官5日間訓練に参加してきました!体験レビュー有り!!

JSDF hack
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初めまして!ブログ管理人のfujiです!!


予備自衛官になってから初めての5日間招集訓練に参加してきました。

初めての体験ですし、予備自補とはまた違った雰囲気なんだろなと想像してたので、とても緊張してました。

5日間の訓練は短いようで意外と長く、「終わってみればこんなものか」といった感じでした。


そこで今回は予備自補だけどいずれ予備自の訓練を受ける人や、元自衛官で予備自になるか迷ってる人に向けて、予備自衛官5日間訓練の体験記を書きます。


予備自5日間訓練初出頭でもこの記事を見てマインドアップすれば、楽勝な5日間を過ごすことができますよ!!


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予備自衛官5日間訓練の参加申込手続き




予備自衛官に任官したら、年間に5日間以上の訓練参加が義務となります。

まずはあなたのスケジュールと訓練日を照らし合わせて、参加可能な訓練日に予約をしましょう。


予備自衛官担当官にメールor書類で申し込み


年度始めに予備自衛官5日間訓練のスケジュールが決定します。

地方協力本部のホームページでも公表されるのでチェックしてみましょう。

訓練は1年中コンスタントに開催されてるので、都合は合わせやすいです。



大体3〜4月くらいに手紙で訓練参加予約表が家に送付されます。

そこで参加できる日程のところに申し込みます。

訓練を受ける駐屯地は、自分が住んでる都道府県内の駐屯地から自由に選ぶことができます。

どの都道府県も3〜5箇所の駐屯地を設定してるので、全ての駐屯地を制覇してみるのも面白いですよね笑



また、予約してた日程が仕事等で都合が合わなくても、担当官にメール等で連絡すれば変更することも可能です。

出頭命令書が届くのが出頭日の2週間ほど前なので、それよりも前に変更のメールを送りましょう。

5日間訓練出頭命令書受理


出頭命令書を受け取ったら、予備自衛官の担当者に受理確認のメールを送らなければなりません。

命令書と同封してあるメールアドレスに送りましょう。


仕事等の都合で訓練に参加できなくなった場合は、出頭命令書の返却返却手続き書類を提出する必要があります。

参加しなくなったからといって、間違って捨てないように注意しましょう。



予備自衛官の訓練体制は柔軟に対応してくれる


学業や仕事と両立して予備自衛官をこなしてるという背景もあり、訓練参加に際してさまざまな配慮がされてます。


・分割出頭が可能


予備自衛官補訓練は分割出頭が不可でしたが、予備自衛官訓練では分割出頭が可能です。

年間で5日間以上になればいいので、2ー3と分割することで出頭ノルマを達成することができます。

5日連続出頭は仕事の都合とかで難しいですが、分割出頭なら仕事休みの土日を活用すればなんとかいけそうですよね。



しかし、分割出頭の注意点がひとつだけあります。

体力検定射撃検定を必ず受ける必要があります。

よって上記二つを受講できるようにスケジュールを担当官と調整する必要があります。


・通修可


「通修」とは訓練期間中に、家から駐屯地に通勤することです。

つまり訓練中に駐屯地に泊まる必要がないということです。


あの閉鎖空間から解放されつつ訓練を受けることができるのは最高ですよね?

自宅と駐屯地の距離が近いのなら通修一択でしょ!!


・車通勤可


予備自補訓練では駐屯地によっては、車で出頭することが不可能なところもあります。

しかし、予備自訓練では車で出頭することが可能です。


重い荷物を引きずりながら、駅から駐屯地を歩く必要がないのです!!


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予備自衛官5日間訓練のカリキュラム




実際に私が受けた5日間の訓練カリキュラムについて解説します。


5日間訓練カリキュラム

金:出頭手続き・健康診断・精神教育・救護

土:基本教練・射撃予習・体力検定

日:射撃予習・実弾射撃・精神教育

月:無線・警衛

火:特殊武器防護・小銃分結・離隊準備


上記がざっくりとですが5日間のスケジュールです。

1日ごとかいつまんで解説していきます。


金曜:出頭手続き・健康診断・精神教育・救護


出頭日当日は車で向かい、駐屯地内の駐車場に車を止めました。

隊舎の3階で受付を済ませ戦闘服や半長靴などの装備を受領しました。

受付時間は7時〜8時です。

気合い入れすぎて早めに出頭しないように注意です。



戦闘服に階級章を縫う必要があるので自分の階級章をもらい、右肩の概ね10センチ下に縫い付けます。

曹・尉官・佐官は首元の襟に付けますが、士の階級は右肩です。

受付の隣の部屋が待機室で、テーブルの上にソーイングセットがあるので縫い物しながら別名あるまで待機。



そして8時すぎくらいに訓練開始式の予行練習をしました。

80名近く参加者がいたので、2小隊と幹部班に別れて整列

各小隊長と中隊長は予備自衛官の中から選ばれます。

小隊長は曹長・准尉クラス、中隊長は尉官クラスが担当してました。


訓練開始式も無事終了、健康診断も問題なし!

これから訓練開始と意気込んだ矢先、「お昼ご飯まで縫い物等身辺準備してください」とのこと。

3時間も縫い物かからないんですけど、いいんですか??


予備自補と比べたら緩すぎる感じで予備自訓練がスタートしました。


土曜:基本教練・射撃予習・体力検定


予備自では珍しく89式小銃を使った訓練でした。

初めて89式を触りましたが、64式と比べてとても軽く扱いやすいです。

これなら何時間でも捧げ銃できますね笑


午前中は基本教練と射撃予習をゆる〜くやりました。


そして午後は体力検定です。

検定項目は

握力
1500m急歩
垂直跳び
前屈
ジグザグドリブル

です。


49歳以上と未満のそれぞれ上位3位までが表彰されるとのことだったので、気合い入れて頑張りました。


結果は、握力不足とカラダの固さにより入賞できませんでした…


受賞者は賞状と賞品をもらってましたね。

1位で粉洗剤だったので「別にいらね!!」と心の中で強がってました。

急歩は2位だったのになぁ。1位を目指すにはトータルバランスが重要なようですね。


日曜:射撃予習・実弾射撃・精神教育


朝から大雨だったので、体育館で射撃予習です。

8班に分かれてそれぞれ指定の時間に集合して射撃場まで移動する予定でしたが、雨と雷により射撃中止となりました。

89式の射撃を楽しみにしてたので、非常に残念です。

てか全天候の自衛隊で雨天中止とかあるんですね。


射撃中止により格闘訓練に急遽変更です。

午後はDVDでの戦争についての精神教育だけです。

正直消化不良ですね。


月曜:無線・警衛


最新の無線機の使用方法と、警衛の訓練を実施しました。

有事の際に現職自衛官が出動した後の駐屯地警備が予備自衛官の主たる任務なので、非常に大事な項目です。

実際に車両やバリケードを使って駐屯地の正門を警備してると想定して、車両に不審なモノがないか、訪問者のチェック等の訓練を行いました。


火曜:特殊武器防護・小銃分結・離隊準備


89式小銃の分解・結合を行いました。

64式と比べて部品点数も少なく、分解・結合しやすいです。

結合後の機能点検だけ少し64式と違うところがあり難しいかったですが、慣れれば絶対に89式の方が楽だと思いました。


特殊武器防護は防護マスクと戦闘用防護衣のフル装備を着用しました。

化学剤や放射線にも対応できるような装備ですね。


イメージしにくいと思いますが、写真をとることもできなかったので下記リンクで我慢してください。
※戦闘用防護衣


午後は離隊準備なのでほぼやることないです。

ただただタバコの本数が増えていくばかりですね。


意外だったのが、課業中は現職自衛官は喫煙禁止であるということです。

タバコに厳しい世の中ですが、公務員の自衛官がそのような取り組みしてるのは意外すぎでした。

その流れが他の会社に伝染していけば嬉しい限りですね。

勤務中のタバコなんて時間の無駄ですからね!!生産性ゼロ!!


普段はタバコは吸いませんが、情報収集のためだけに予備自衛官の訓練の時だけタバコ吸ってますね。


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予備自衛官5日間訓練の総評




予備自衛官5日間招集訓練を受けてみて、感じたことや思ったことをツラツラと述べていきます。

予備自衛官訓練参加者は完全なお客様扱い


予備自補の時はあんなに厳しかった訓練ですが、予備自は緩すぎです。

端的に「お客様扱い」な感じでした。

予備自も9割がOB自衛官で、教える側よりもみなさん階級が上ですからね。

昔の上司に強く言えるわけないですもんね。


ゆるゆるなんで宿泊者の日朝・日夕点呼は適当です。

廊下前に並んで号令とかではなく、「2名いるね?」くらいに居室に当直陸曹が確認にくる程度です。


もちろんお客様なので掃除なんてありません。


しかもお昼ご飯は早めしが可能です。

人が少ない食堂は、並ぶ手間がないので楽勝ですね。


訓練合間の休憩多め


訓練の節目に休憩がたくさんあります。

50代後半がメインの予備自部隊なので、健康管理の為だとは思いますが休憩多すぎです。

若くてカラダを動かしたい人にはツライ環境だと思います。


意識の高い予備自衛官は熱量を奪われていく


OB自衛官で熱量を持って訓練に参加してる人はほぼいません。

参加者全体が積極的に訓練に参加する雰囲気にないので、意識高い人には物足りない環境ですね。

教わる側もそんな感じなんで、教官側もそんな感じになるのは仕方ないことですね。


公募予備自衛官は意識高く、明確な志を持って入隊してる人が多いです。

しかし予備自の訓練で公募はほぼいないので、お互いに刺激しあうなどの熱量の維持が難しいです。


このような現状なので、公募予備自が長く続かないんでしょうね。


しかし、予備自訓練は通常の招集訓練以外に「YS」「方面総監」「中央」という特別な訓練があります。

これらに参加することで練度や熱量の維持が可能です。

実際に「方面総監訓練」は公募予備自が多数活躍されてるそうです。


体力検定や射撃検定の成績や出頭実績などを考慮して、上記訓練の人選をしてます。

もちろん参加したいという意志表示と熱意を、地方協力本部の担当官にぶつけておきましょう!!


予備自衛官に用意された特別訓練について、下記記事で詳しく解説してるので参照してみてください。

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まとめ:予備自衛官訓練はお遊び程度の気持ちでOK





予備自訓練はゆるゆるなので、正直身構える必要はありません。

しかし、周りが適当だからといってそれに流されてしまうのもナンセンスですね。


せっかくの有給やスケジュール調整など苦労して出頭してるのだから、何かを得るための訓練にして欲しいです。

真面目に頑張れば、特別な訓練にも声がかかるはずです。


通常の招集訓練はカラダの慣らし運転程度に考えて、中央や方面総監訓練で気合い入れて頑張りましょう!!!


この記事を見てくれたあなたと、いずれ中央訓練の朝霞駐屯地で会える日を夢みながら私も頑張っていきます!!!


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