どうも!!ブログ管理人のfujiです。
予備自衛官補に任官して訓練に参加して一番思うことは「地味に出費が多すぎる」ということですよね?
半長靴や戦闘服なんかは官品として支給されますが、細々した消耗品は自前で揃えなければなりません。
一つ一つはそれほど高いものではありませんが、数が積み重なるとそれなりの金額を消耗品に使ってしまうことになります。
そこで今回は予備自衛官補訓練で必要な消耗品について解説します。
自衛隊の駐屯地内には売店がありますが単価が少し高めなので、事前に営外で購入しておけるようにこの記事を読み込んでから訓練に臨みましょう。
予備自衛官補訓練で絶対に必要な消耗品について解説
まずは予備自衛官補訓練で絶対に必要になってくる消耗品について解説します。
・ジップロック
・脱落防止対策用品
・ゲキ落ち君
・メモ帳
・トイレットペーパー
最低限必要な消耗品は上記の5個になります。
それぞれの用途も踏まえて紹介していきます。
また予備自衛官補訓練で必要なアイテムや持っておくと便利なアイテムについて下記記事でまとめてますので、参照してみてください。
ジップロック
10キロや25キロ行軍の時に衣類の防水処置のために必要になってくるジップロックですが、行軍以外でも訓練出頭の時の衣類のパッキングなど用途は様々です。
また行軍がないときの訓練でも雨天時に雑嚢内のタオルなどの備品を防水処置するのにジップロックが役に立ちます。
一度ジップロックを買い揃えておけば繰り返し使えるので、サイズ別に複数枚買うことをおすすめします。
ここで紹介する全ての消耗品は駐屯地内の売店で購入することはできますが、売店はコンビニ程度の価格設定なのでお世辞にも安いとはいえません。
多少手間かもしれませんが、事前に揃えておくのが良いでしょう。
部品脱落防止用アイテム
予備自衛官補の訓練ではいまだに64式小銃を使っての訓練になりますが、その際に小銃の部品が落ちないように脱落防止をする必要があります。
その際に必要になってくるのがブラックテープとねじりっこです。
ねじりっこは繰り返し使えるので、1セット買っておけば予備自衛官補訓練でなくなることはないでしょう。
しかし、ブラックテープは一度使うと再使用ができない上に、めちゃくちゃ大量に使います。
特に2段階訓練以降では必ず小銃を使うので、毎日小銃の脱落防止をすることになります。
効率よくテープを巻けば消費を少なくできますが、テープの巻き具合が甘ければやり直しを喰らう恐れがあります。
テープはケチケチして使うものでもないので、より一層テープの消費量が増えてしまいます。
5日間の訓練で1個はほぼなくなってしまうので、5個入りなどのセット売りのものを買っておくと良いでしょう。
激落ちくん
予備自衛官補訓練中は朝か夕方に居室やトイレ等の清掃をする必要があります。
その時に必要になってくるのが激落ちくんです。
廊下や居室の床は半長靴の靴墨で黒く汚れています。
この靴墨の汚れは雑巾で拭いたところで落ちることはないので、激落ちくんでゴシゴシと擦り取ることになります。
駐屯地によっては激落ちくんが準備されてますが、私が訓練を受けた駐屯地では「お前らが汚したものは自分で綺麗にしろ」という考え方だったので自腹でゲキ落ち君を揃えてましたね。
小さいキューブの激落ちくんがたくさん入っているタイプのものが使いやすいので、居室に1セットそれがあれば事足りるでしょう。
防水メモ帳
予備自衛官補の訓練中はメモをとる場面がたくさんあります。
訓練中の講義の場面や課業後の班長からの伝達事項などです。
特に班長からの伝達事項はコロコロ変わっていくことがあるので、取締やチームリーダーの役職をやる場合にはなおさらメモ帳が大切になってきます。
普通のメモ帳でもいいですが、自衛隊は大雨が降っても訓練は実施されるので濡れても大丈夫な防水用のメモ帳があると良いでしょう。
このメモ帳であれば濡れても破れることはありませんし、そもそもアウトドア用の防水メモ帳なので自衛隊の訓練にはぴったりの一品ですね。
雨の中訓練で胸ポケットのメモ帳がずぶ濡れで使えなくなった、ということからおさらばすることができます。
トイレットペーパー
駐屯地によってはルールが様々ですが、私が通ってた駐屯地ではトイレットペーパーは居室に1個だけ配布されました。
トイレにはトイレットペーパーが備え付けられてないので、居室のペーパーを使うことになります。
6〜8人で1個は絶対に足りないですし、自分のトイレに行きたいタイミングで行けなくなります。
そこでマイトイレットペーパーを用意しておきましょう。
ペーパーがなくなれば班長室に行けばもらうことができますが、入室要領があったりガミガミと小言を言われることもあります。
訓練に慣れてくれば入室要領は簡単になってはきますが、1段階の訓練中はまだ慣れていないでしょう。
無駄な時間とストレスがかかってくるので、その手間を自費で解決しましょう。
それに野外訓練場のトイレにはペーパーが備え付けられてないor汚すぎて使えないので、自前で用意しておく必要があります。
訓練中にウンコ我慢できず漏らしたなんて笑い話にはなりますが、人生の汚点を残さないためにもトイレットペーパーを準備しておきましょう。
悪魔の誘惑 自衛隊駐屯地内の売店(PX)について解説
自衛隊の駐屯地内には必ず売店が存在します。
駐屯地の規模によりますが、ほとんどの駐屯地ではコンビニやそれに準じた売店が入ってます。
自衛隊の特色が強くでた売店となっており自衛隊の訓練で必要なものは全て揃ってますし、洗剤等の課業外の生活で必要なアイテムも揃ってます。
各種キャッシュレスに対応しているところも多いので、財布を持ち歩くことなく買い物ができるのはありがたいですね。
ちなみにアメリカのミリタリー用語で売店をPXと呼ぶらしいですが、その影響か自衛隊をテーマにした漫画(GATEとか)なんかはPXという単語が出てきます。
しかし、現職の自衛官がPXなんて単語は使わないので、カッコつけて『PXどこにありますか??』なんて言わないように注意しましょう。
恥ずかしい、イタいだけですからね。
自衛隊の駐屯地内で癒しを与えてくれる唯一の場所
連続5日間出頭の予備自衛官補訓練では、売店が唯一の癒しを与えてくれる場所になります。
売店といってもほぼコンビニのようなものなのでアイスやお菓子、ジュースやホットスナックとバリエーションは豊富です。
日々の訓練のキツさや慣れない環境でのストレスは想像を絶するものであり、しかも初対面の人間同士が連帯責任の集団行動を行うことは心身共に疲弊します。
朝起きてから寝るまで常に団体行動です。
1人っきりになれるのは個室のトイレくらいですからね。
そんな極限状態での売店は癒しであると同時に悪魔の誘惑となってしますのです。
・風呂あがりのアイスが悪魔的美味さ
特に夏場の訓練に参加した時に実感するのが、風呂上がりのアイスが悪魔的であるということですね。
駐屯地の居室には冷房設備はありますが、冷風も弱く消灯後に勝手に消える仕様になっています。
お世辞にも涼しいといえない環境で課業後のベットメイクや戦闘服の整備等をしなければなりません。
汗だくになりながらベットメイクや戦闘服のアイロンプレスなどを終えた後にお風呂で1日の汗を流しますが、その後のアイスがまじでカラダに染み渡るのです。
普段何気なく食べているアイスが3段階上の味へと進化するのです。
しかもコンビニと同等の品揃えなのでハーゲンダーツなどの高級アイスももちろん揃ってます。
お風呂上がりに高級アイスを自分へのご褒美として買ってしまうことが、訓練がキツくなっていくごとに加速してしまうでしょう。
値段もコンビニクオリティなので地味な出費が積もって大きな出費になってしまいます。
訓練中唯一の癒しにはまってしまったら抜け出せなくなってしまい、高級アイスを2.3個買ってしまうのが当たり前になってしまうのです。
・飲み物代がバカにならない
常に体を動かすハードな自衛隊の訓練なので、尋常じゃないくらい多くの汗をかきます。
水分補給の時間は適宜もらえるので熱中症等の心配はありませんが、水分の消費がめちゃくちゃ多くなります。
しかも汗と一緒にミネラルも抜けているので、水ではなくスポーツ飲料等を推奨されます。
自販機やコンビニで500ml のペットボトルを購入することになりますが、訓練中だけで2〜3本は確実になくなります。
また課業前や課業後にも喉は乾くのでそこでも1〜2本は消費するでしょう。
毎回500mlのペットボトルを買っていたら1日で500円以上は使うことになってしまいます。
アイスの件と一緒でチリも積もればなんとやらで、水分の出費もバカにはなりません。
対策としては粉末タイプのスポーツ飲料をあらかじめ買っていくことをおすすめします。
これがあればコンビニで買うよりも出費を抑えることができますし、味の濃さを自分好みに調整ができるので疲労困憊の身体を癒すことができます。
居室エリアの一角に炊事場みたいなとことがあるのでそこで水を汲むことができますし、冷蔵庫があるのでストックを冷やして保管することもできます。
個人的にはポカリスエットとエネルゲンがおすすめです。
あと、ハードな訓練をするのでプロテインも朝と寝る前に飲んでましたね。
予備自衛官補にはサバゲーマニアも多いですが筋トレマニアも多いので、プロテインシェーカーで飲んでる奴らがちらほらいます。
味とコスパのバランスが良く、味の種類も豊富なバルクスポーツのプロテインがおすすめですね。
キツい訓練ということは筋トレにもなっているので、効果を最大限にするためにプロテインを飲むのもありでしょう。
自衛隊限定モデルが欲しくなってしまう
駐屯地内のコンビニにはお土産や自衛隊限定モデルの商品も多数販売しています。
予備自衛官補訓練の回数を重ねるごとに自衛隊の組織の雰囲気や自衛隊に対する興味など、自衛隊に対する感度が高くなってきます。
そうなると自衛隊限定モデルの商品が欲しくなってしまうのです。
それにサバゲーマーや自衛隊マニアなんかは速攻で自衛隊限定モデルの商品を購入して自慢してくるので、より一層購買意欲が掻き立てられます。
・自衛隊限定モデルの腕時計
自衛隊限定モデルの腕時計と言っても陸・海・空とたくさんの種類がありますが、予備自補の中で人気があったのがコイツですね。
ケンテックスジャパンという会社が防衛省と協力して作っている自衛隊限定モデルの腕時計のがあります。
その中でもJSDF Proシリーズの陸上自衛隊モデルが価格の手頃さとデザインのかっこよさで予備自衛官補には人気でしたね。
自衛隊においては訓練や実戦共に時間管理がとても大切であり、寝る時以外はお風呂場であっても腕時計をつけているような集団ですからね。
常に身に着けるなら良いものを持ちたいですし、自衛隊限定モデルなら尚更欲しくなってしまうものです。
チープな腕時計だったら戦闘訓練なんかでボロボロになって壊れてしまいますが、ケンテックスの腕時計であれば耐久度は申し分ありません。
予備自衛官補訓練での腕時計としてはもってこいの一品ですが、値段がちょっとするのでネットショッピング等で安く仕入れるのも一つの手かもしれませんね。
・自衛隊モデルのリュックサック
現職の自衛官であれば通勤用に迷彩柄のリュックサックであったり、緊急時の非常呼集用の一式装備が入ったリュックサックを持っているでしょう。
もちろん予備自衛官補になったばかりの人はそんなもの持ってる訳がなく、訓練出頭時にはキャリーケースや自前のリュックサックなんかで出頭するでしょう。
しかし、自衛隊に馴染んでくると迷彩柄のリュックサックが欲しくなってしまうのです。
自衛隊ではリュックとは呼ばず背嚢と呼ばれます。
官品の背嚢にもデザインやモデルが数種類ありますが、自衛隊モデルで市販されている背嚢はそれ以上に種類が豊富です。
人気なのは収納部分がたくさんある背嚢ですね。
駐屯地によっては自動車で出頭OKのところもありますが、私が訓練を受けた中部方面隊の駐屯地は自動車出頭NGでしたね。
なので最寄りの駅から歩いて駐屯地に向かうことになるのですが、そこそこの距離なのでキャリーケースでは辛い道のりになります。
荷物もそこそこ多くなる予備自衛官補の訓練ですが、このような大容量のリュックサックがあれば出頭までの道のりがだいぶ楽にはなりますね。
まとめ:地味に痛い出費だが予備自衛官補訓練完遂には必要
金額の大小はありますがどれも予備自衛官補訓練には必要な出費です。
個人的にはキツい1日の訓練が終わり、仲間とお風呂場でリフレッシュした後の一緒に食べるアイスは一番外せない出費でしたね。
キツい訓練だからこそ何かアメを与えなければやっていけません。
それに訓練に出頭すれば衣食住がタダで補償されるだけでなく日当手当も支給されますからね。
そう考えたら多少の出費も仕方ないのかなとも思います。
無課金プレイヤーでも予備自衛官補の訓練はクリアできますが、少しの課金で劇的に訓練の難易度が下がります。
訓練がキツくてやめてしまったら元も子もないので、適度に課金して快適な訓練を送れるようにしましょう。
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