ロシア・ウクライナ戦争勃発!!予備自衛官の出動もあり得るのだろうか??

JSDF hack
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どうも!!ブログ管理人のfujiです。


ウクライナとロシアの軍事衝突が今も行われており、両国一進一退の攻防が繰り広げられてます。

まさかそれなりの規模の国家同士の戦争をリアルタイムで目の当たりにするとは思いませんでしたが、これが世界の現状なのでしょう。


この欧州でのロシア・ウクライナの戦争を契機に、今後も不安定な情勢が続いていくでしょう。


そうなった時に気がかりなのが、予備自衛官や予備自衛官補をやってる人たちですよね。

特に私も含め公募予備自衛官や技能予備自衛官の人々は、自衛隊での勤務経験もない中でリアルな戦争の惨状を見せつけられ、漠然とした不安を抱えながら生活しているでしょう。


そこで今回は予備自衛官の役割の再確認と、日本も対岸の火事ではなく当事者意識を持たなければならないということについて解説します。

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ウクライナとロシアの戦争は日本にとって対岸の火事ではない



欧州にあるウクライナとロシアというどこか遠くの戦争であるかのように錯覚しそうですが、日本とロシアは隣国同士の位置関係にあります

軍事侵攻をしているロシアは日本のお隣であり、今回の戦争は日本にとって対岸の火事ではないのです。


平和な日本ではありますが、不安定の世界情勢にさらされながら束の間の平和を享受しているだけなのです。


日本の隣国にはロシア・中国・北朝鮮の3国がいる

日本のお隣には

ロシア

中国

北朝鮮

といった攻撃的な3つの国家と隣接しています。

まずは日本の置かれている状況について再確認しましょう。



・ロシアと北方領土


日本は北海道とロシアが隣接している地域になります。

中国が経済大国にのし上がる前は仮想敵国としてロシアを想定しており、北部方面隊に自衛隊を多く派遣していました。

第二次世界大戦終戦直後にロシアが北海道の北部にある北方四島(択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島)を、日ソ中立条約を無視して一方的に占領したことで今現在でも北方領土問題として続いてますよね。

次に攻めてくるとしたら北海道本島となってくるので自衛隊の主力を北部方面に置いてロシアを牽制していたのです。



今回のウクライナとの戦争の当事者でもあるので、そんな凶暴な国であるロシアと隣接していることがかなりのリスクになってきます。

実際に自衛隊のスクランブル発進の回数で見ると2011年頃まででは圧倒的にロシアに対する回数が多くなっています。

※航空自衛隊 我が国周辺の空の状況より

普段のニュースではスクランブル発進の回数などについて知ることはほぼないでしょうが、常日頃からロシアからの威嚇を受けている状況なのです。


・中国と尖閣諸島


世界経済大国の第二位に君臨する中国ですが、ロシア以上に日本への威嚇が激しくなっています。

スクランブル発進の回数もそうですが、台湾侵略や日本への対抗の段階として尖閣諸島付近での活発な活動が目立ってきてます。


尖閣諸島は台湾や日本の宮古島のすぐ近くにあり、中国の太平洋進出の足がかりとしては重要な拠点になります。

台湾や日本列島が存在することで中国の海洋ルートが塞がれている状況ですが、そこに穴をあけるべく台湾や尖閣諸島への挑発行為が活発になっているのです。



ロシアや中国という2大社会主義国家同士は、一般的に西側と呼ばれる資本主義国家との争いに勝利することが目的の一つであります。

中国にとってはアメリカの属国である日本が邪魔でしょうがないでしょう。

逆に完全に日本を手中に収めてしまえば、中国本土の防波堤として役に立つことになります。


中国が世界の覇権を狙う際、日本列島という巨大な防波堤の攻略が必須となります。

虎視眈々と中国に狙われているということを自覚しなければならないでしょう。


しかし自衛隊でも中国牽制のために西部方面隊に戦力を集中しており、諸島防衛能力の要である水陸機動団の設立宮古島駐屯地の設置など有事に備えて準備を少しずつ進めています。


・北朝鮮と韓国と日本


ロケットマンと一時期トランプ元米国大統領にこき下ろされてた北朝鮮ですが、頻繁に日本海付近にミサイルを発射する危険な国家ですよね。

隣国には一応西側である韓国がいますが、日米韓でのGSONIAという軍事情報の共有協定を破棄しようとしたり、北朝鮮への海上瀬取りを目撃されたことで日本機に対してレーダーを照射したりと信頼できない国家です。


歴史的にも朝鮮半島は日本の植民地であったこともあり、反日感情が国民に植え付けられています

北朝鮮の脅威を抑える・中国への牽制としての韓国は日本として友好的であることが望ましいが、向こう側に韓国が寝返る可能性もあります


韓国・北朝鮮という中国やロシア以上に日本に近い関係の国とも不安定な情勢であるので、油断できない環境下に日本は立たされているのです。


台湾と中国の関係はウクライナとロシアに酷似している


ウクライナはソビエト連邦時代にはロシアと同じ国家でありました。

ソビエト崩壊でウクライナとして独立することとなりますが、この関係性は台湾と中国の関係性に似たような属性を持ちます


台湾は1895年の日清戦争での日本の勝利により、日本が台湾を支配・植民地化して第二次世界大戦終戦まで統治しました。

日本の敗戦後は中華民国に組み込まれることとなりますが、中国本土では共産党と国民党との内戦状態でありました。

戦いに敗れた国民党の蒋介石が台湾に逃げ込んで、国民党の亡命政府として台湾を統治し始めたのが現代史における台湾の基本的なルーツとなります。


台湾と中国本土は同じ中国人ですが、統治している政府が全く違った成り立ちになっています。

台湾を統治している政府としては、中国本土の政府とは別物であるという思いが強いでしょう。


しかし、中国本土から見れば台湾も中国の一部であり、台湾を亡命政府が不法支配していると思っています。


ロシアがウクライナに侵略した言い訳も「同胞のロシア人の解放」ですからね。

中国も台湾を侵攻する際にはロシアと同じ言い訳を使う可能性があるでしょう。

・台米同盟と日本の関係性

台湾は正式な国家ではありませんが、米国と台湾関係法という存在のもと他国からの侵略にあった際には米国が武器支援等のバックアップを約束する法律に署名してます。


中国と台湾の有事が発生した際には米国のバックアップが入るということですが、日米同盟を結んでいる日本にとって台湾有事は他人事にはなりません



台湾をバックアップする米国を日本は支援するのか

支援するとしてどの程度の軍事支援をするのか

日本が中国からの報復を受けるのではないか


考えたらキリがありませんが、中国と台湾の紛争レベルの争いではなく日本や米国を巻き込んだ大きな有事へと発展することでしょう。


ウクライナの次は台湾が戦禍の中心になるかもしれませんね。

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戦争が勃発した際の予備自衛官の役割とは??



前段では日本周辺にロシア・中国・北朝鮮という安全保障上のリスクが存在しており、日本も戦争の当事者になる可能性があることを述べてきました。


次に日本で戦争が勃発した際の予備自衛官の立ち位置や役割について解説します。

予備自衛官の主な任務は後方支援である


予備自衛官の運用として一番想定されていることは、諸島防衛に出動した水陸機動団を中心とした自衛隊基幹隊員の穴埋めとして駐屯地の警備を想定されています。

あくまで後方支援が主な任務ではあるが、仮想敵国のゲリラ部隊などがあらかじめ日本に潜伏している可能性はあります。

そうなった場合は戦場の最前線でない日本本土の駐屯地でも、危険と隣り合わせの駐屯地警備になるでしょう。

・練度向上教育を実施してから実戦配備される


自衛隊OBが多く所属する予備自衛官ですが、すぐさま駐屯地警備に配備されるわけではありません。

駐屯地警備に関わる各種訓練を実施し、実戦に配備できる程度の練度に達することで初めて任務につくことなります


予備自衛官といえど年間に5日間しか訓練をしませんし、中には公募予備自衛官や自衛隊経験の少ない隊員もいます。

予備自衛官全員が求められる練度を発揮しなければ、予備自衛官部隊として駐屯地警備できませんからね。

即応予備自衛官の任務は自衛隊基幹隊員と同等


技能予備自衛官や一般予備自衛官は駐屯地等での後方支援が主な任務となりますが、即応予備自衛官は基幹隊員と同等の任務となります。

つまり即応予備自衛官は有事の最前線での任務に就くこととなります


即応予備自衛官は自衛隊OBか、約40日の即応予備登用への訓練を受けた一般公募予備自衛官しかなれません。

また年間に30日の訓練を受ける必要があるので、予備といえどそれなりの練度を有した部隊となります。


多少の練度訓練はあるでしょうが、実戦に即投入されると思っておいて良いでしょう。

予備自衛官とは比べ物にならないほどの危険が任務につくことになるでしょう。

有事の際に予備自衛官には出頭拒否権はない


災害派遣などでは仕事の都合等で出頭を拒否することは可能ですが、防衛出動の場合には出頭を拒否することはできません

出頭を拒否すれば7年以下の懲役もしくは禁錮が課せられることとなります。


予備自衛官の本来の任務は敵国からの国防であり、災害派遣がメインではありません。

本来の任務に出頭しないなら罰せられるのは仕方がないでしょう。


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まとめ:イヤになったらすぐに辞めれるのが予備自衛官


本職の自衛官であれば日々生活して生きていくために自衛官を辞める決断をしにくいです。

しかし、予備自衛官は本業の合間での二足のワラジの人がほとんどでしょう。


イヤになったらすぐ辞める決断を取ることも容易です

今回のロシアのウクライナ侵略を目の当たりにして、戦争の非情さを痛感したことでしょう。


予備自衛官として国家の三要素である国民・国土・主権を守る覚悟の再確認ができたのではないでしょうか??


最後に決断するのはあなた自身ですが、この記事があなたの一助になれれば幸いです。

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