はじめまして!!ブログ管理人のfujiです。
みなさんはどのような職種の会社に勤めてますか??
サービス・銀行・IT・インフラなど様々な職種がありますよね??
時代が変わるにつれて新たな職種ができてます。
ユーチューバーやブロガー、プロゲーマーなんてのも今の時代では立派な職業であると言えます。
これだけたくさんの職業があったら、就職や転職先としてどれにするか悩みますよね??
しかし、「接客が苦手」「販売ノルマがキツい」なんて理由で、安直に工場などのブルーカラーの職業を選んではダメです!!!
今回の記事は、就職や転職先としてブルーカラーを選んではダメな4つの理由を、工場勤務10年目の私が解説します。
ブルーカラーとは
まずはブルーカラーと呼ばれる職業について解説していきます。
ブルーカラー(英語: Blue-collar; Blue-collar workers, Blue collar workers)とは、賃金労働者のうち、主に製造業・建設業・鉱業・農業・林業・漁業などの業種の生産現場で生産工程・現場作業に直接従事する労働者を指す 概念である。広くは技能系や作業系の職種一般に従事する労働者で、肉体労働を特徴とする。
「Wikipedia ブルーカラー」より出典
上記の説明では少しわかりづらいですね。
ざっくり説明すると、現場で直接作業する肉体労働者のことです。
例を上げると、工場や自動車のディーラー、引越し業者などがブルーカラーの職業であるといえます。
ブルーカラーの由来
工場などの職業では、機械や油などを扱うことが多いです。
それにより作業服が汚れるので、汚れても見た目で分かりにくい青・灰色・黒などの暗い色の作業服を労働者が着るようになりました。
その作業服の襟の青色から由来して、現場で直接作業する肉体労働者のことをブルーカラーと言うようになりました。
ブルーカラーと対極の位置に存在する職種として、ホワイトカラーと言うものがあります。
主にオフィスでパソコンを使った、知的労働に従事してる労働者のことを指します。
これは事務職や営業職のシャツの襟の白色が由来してます。
ブルーカラーをオススメしない4つの理由
ブルーカラーの職業を選んではいけない理由は4つあります。
②肉体労働が辛い
③出世できないと人生詰む
④マンネリ化で負のスパイラル
結論からいうと上記の4つです。
それぞれ詳しく解説します。
① 労働環境が鬼畜
文字通りです。
ブルーカラーの職業では3Kという言葉があります。
きつい・汚い・危険の頭文字をとって3Kと言います。
それぐらい過酷な中仕事を強いられるわけです。
個人的にブルーカラーで辛いと思ったことをあげていきます。
・暑いし寒い
ブルーカラーの職場では、エアコンなどの空調の効いた快適な空間で仕事ができる可能性はほぼありません。
例外を上げるなら、電子機器の製造や食品加工の工場くらいでしょうか。
冬はヒートテックなどの防寒グッズを着込めばいいですが、夏場は対策のしようがありません。
溶接工や建築業などは安全のために長袖と保護具を着用します。
真夏で暑くても、脱ぐことはできません。
屋外では直射日光で、屋内なら風通しの悪い場所で作業を強いられます。
保護具を完全着用し、屋内では40度を超える作業環境で仕事をしなければなりません。
私の職場でも、夏場は気温が40度近くまで上がります。
屋内なので風通しはとても悪いです。
気休めに塩分補給のための塩飴とスポットクーラーが休憩場所にはありますが、作業場所にはありません。
毎年何人も熱中症や体調不良者が出てくるほど、過酷な環境なのです。
・大怪我をする可能性がある
オフィスで働くホワイトカラーには想像するのが難しいかもしれませんが、作業中に怪我をします。
場合によっては大怪我、最悪の場合死亡もありえます。
ブルーカラーには労働災害という言葉があるくらい、危険な仕事をしてるのです。
特に製造業では多くの工作機械を使ってモノを生産してます。
機械に巻き込まれて指が無くなったり、積み上げられた荷物が倒れて潰されたりなど危険がいたるところにあります。
2019年度1〜8月までの死亡労災人数は486人で、そのうちブルーカラーは全体の約70%の342人にものぼります。
※厚生労働省 労働災害発生状況より
ブルーカラーの職場において怪我は日常茶飯事、大怪我もたまにあり、死ぬ可能性もある環境下で仕事しなければならないのです。
・衛生面で大変
粉塵や油汚れがつきもののブルーカラーですが、ドロドロに汚れながら作業しなければなりません。
油や粉塵により肌荒れします。鼻の中真っ黒になります。
このような環境下で仕事してたら、肺がやられるのではないかと思います。
防護マスクでどれほど防げるのか怪しいです。
また、気軽にお手洗いもいけません。
屋外の作業場なら近くにトイレありませんし、屋内でもライン作業であればラインを止めることができません。
生理現象と葛藤しながら日々を過ごさなければならないのです。
② 肉体労働が辛い
20代の若い頃はいいかもしれませんが、肉体労働を定年までやると考えてください。
しかも長期雇用で最悪の場合、65歳まで肉体労働をしなければならないのです。
また、工場などは同じ作業の肉体労働をやります。
毎日カラダの同じ箇所に疲労が蓄積されていき、腰や膝などを壊しやすくなります。
そのような状況で定年まで肉体労働できますか??
③ 出世できないと人生詰む
入社して順調に出世できれば、ブルーカラーでも問題はありません。
早ければ入社3年目で班長を任され、8年目くらいでライン長を任される感じです。
役職が上がれば、作業を監督する側になり、肉体労働から少しずつ脱却できます。
そして入社10年目くらいで、生産管理や品質管理などの事務職に上がることができます。
ブルーカラー内の事務職をグレーカラーと言います。
グレーカラーになれば肉体労働をすることはほぼないでしょう。
職場内の施作や経営方針にも意見を言える立場であり、日々の業務を通じてスキルも身に付きます。
しかしこのパターンは出世できればの話です。
ライン長やグレーカラーのポジションは多くはありません。
全体の2割程度といったところでしょう。
出世競争で勝ち上がっても、ポストが空いてなければ上の役職には上がれません。
今の時代はバブルの頃と違って、新たな事業や工場がたくさん作られることはないので、ポストも増えることもありません。
出世できずブルーカラーの最前線の現場で働いても、単純で過酷な肉体労働を強いられますし、世の中に通用するスキルを身につけることもできません。
スキルもなく酷使されたボロボロの肉体では、45歳での首切りなどの事態に対応できません。
他社で通用しない人材のブルーカラーは人生詰む可能性が高いのです。
④ マンネリ化で負のスパイラルに落ちる
肉体労働かつ単調な業務がブルーカラーには多いです。
日々のルーティンワークでマンネリ化しやすくなります。
マンネリ化した業務になってしまうと、やり甲斐を見出すのも難しくなります。
また、出世競争に敗れたならより一層やり甲斐を見つけるのに苦労します。
このような気持ちになってしまうと、出世意欲や労働意欲をもう一度持つのも難しいでしょう。
仕事を頑張る気持ちがなければ出世することも、スキルを磨くこともできません。
マンネリによる負のスパイラルにハマると、抜け出すのはほぼ不可能でしょう。
ブルーカラーからの脱却
新卒で就職活動中の方や、転職希望の方はブルーカラーを選ばないようにしましょう。
ホワイトカラーを選択しよう
ブルーカラーよりもホワイトカラーの職業の方が、他の会社でも通用するスキルを身につけることができます。
プログラミングやWEBマーケティング、営業での販売スキルなどは非常に魅力的なスキルです。
スキルを身につければそれが自分の財産になります。
極めれば会社で重宝されるだけでなく、ヘッドハンティングや独立の可能性もあります。
自分の市場価値を上げれば、会社の倒産や首切りにも対応することができます。
人生100年時代を生きるには、ホワイトカラー一択でしょう。
メタルカラーにレベルアップ
年齢や個人を取り巻く環境によっては、ブルーカラーから脱却できない人もいるでしょう。
その場合はメタルカラーを目指しましょう。
メタルカラーとは、「高度な技術が必要な作業を行う技術者・職人」のことです。
いわゆる「匠」と呼ばれる方々ですね。
いろんなモノがAI化していき、単調な仕事をするブルーカラーの仕事はどんどんなくなっていきます。
しかし、全ての領域においてAIが完璧であるとは限りません。
例えば陸上競技の砲丸投げで使用される砲丸のメーカーである「辻谷工業」の手作り砲丸です。
コンピュータ制御で砲丸を作ると、重心に若干のズレが出るそうです。
少しのズレでも1〜2mの差ができ、プロ選手には死活問題です。
しかし、手作りの辻谷砲丸は精度が高くズレもないので、プロ選手は辻谷砲丸を選ぶそうです。
※辻谷砲丸についての逸話はこのリンク先から
このようにAIにも負けないモノづくりの分野は、日本にはまだまだあります。
匠の職人であるメタルカラーを目指し、ブルーカラーからの脱却を目指しましょう。
まとめ
いかがでしたか??
人生100年時代である現代では、ブルーカラーを選択することは非常にリスクを伴うことです。
終身雇用制度が崩壊し、年金が貰えるかも不確定な日本では、自分の財産を築けなければ人生詰みます。
自分の市場価値を高め、スキルを磨き続けることが今後の人生では必須でしょう。
そのためにブルーカラーを選ばない・留まらない選択をしましょう。
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