はじめまして!!ブログ管理人のfujiです。
「やりがい搾取」という言葉をご存知ですか??
やる気や働きがい、やりがいなどという気持ち的な部分を悪用し、会社のためにあなたをボロ雑巾のようにボロボロになるまで使い捨てることです。
表面的にはブラックに見えない会社でも「やりがい搾取」により社員を洗脳することで、自分が搾取されてることに気付けない従順なソルジャーに仕立て上げる鬼畜企業もたくさん存在してます。
そこで今回は、やりがい搾取の恐ろしさについて解説します。
もしかしたら知らない間にあなたも、やりがい搾取に洗脳されてるかもしれませんよ!!
やりがい搾取企業の特徴
早速ですが、社員の気持ちを悪用するやりがい搾取企業の特徴について解説します。
社員は家族
仕事をこなす上で、お互いの信頼関係やチーム一丸となって課題解決に取り組む必要はあります。
しかし、やりがい搾取企業は過度に「家族」や「アットホームな関係」を強調します。
求人広告で、社員同士が楽しそうに肩を組んで笑顔で写ってる写真とか見たことないですか??
会社のPRポイントで社員は家族なんて言ってるところは、高確率でやりがい搾取企業です。
社員同士を家族みたいな強固な関係で縛りつけることで、お互いを監視させる集団心理が働くことを狙ってます。
集団心理については後で詳しく解説します。
給料が少ない・上がらない
あなたが働いて生み出した付加価値に対して給料が少なかったり、ある程度の年齢に達するまで低い水準の給料しか貰えません。
やりがいや働きがいの持てる仕事であることを強調することで、体力のある若者を低賃金で馬車馬のごとく働かせる口実としています。
また、「やりがいがあるし、40代でそれなりの給与水準だからいいかな」なんて思わせることで、離職回避の対策としてることもあります。
それなりの給与水準の年齢になったところで、いつクビ宣告をされるかもわかりません。
管理職になれなければ追い出し部屋に集められ、下請けやグループ出向、遠方への転勤など理不尽に扱われて実質退職勧告を受けるでしょう。
社会やお客様の為に働くことが名誉
やりがい搾取を円滑に行う為に、会社の社会に対する影響力やお客様の笑顔を強調します。
仕事がキツくてもお客様の笑顔だけで頑張れる、という価値観を植え付ける為です。
事業を通じた社会貢献やお客様からのありがとうの言葉は、励みになり明日からも頑張ろうという気持ちになります。
しかし搾取企業は、その気持ちを悪用します。
お客様第一で、働く社員のことは1ミリも考えてません。
お客様の笑顔のために死んでくれと言わんばかりの対応を求められます。
社員はどんどん貧しくなっていく
やりがい搾取企業に入ってしまうと、心身共にどんどん貧しくなっていきます。
最初はやりがいを支えに頑張りますが、いずれは崩壊するときがきます。
金銭的に疲弊する
給料が少ないので当たり前のことですが、お金はほぼ貯まりません。
1ヶ月をなんとか乗り切れるだけで精一杯です。
非常時の蓄えがほぼないので、安定した生活を送ることはできません。
お金が無いということは、精神的な安定も少しずつ脅かされることになります。
時間もなくしていく
お客様の笑顔のために、夜遅くまで残業して仕事を終わらせなければなりません。
残業ばかりでなく、休日出勤も平気で命じるでしょう。
全てはお客様の笑顔のためなのです。
お客様の笑顔に繋がる業務なので、やりがいを感じれる素晴らしい仕事ですよね?
平日も休日もやりがいのために、全てを会社に捧げるハメになります。
マインドコントロール
残業して頑張って働いてもサービス残業として秘密裏に処理されたり、給与が少ない上に自分のプライベートな時間が全然確保できず少しづつ心に軋みができてきます。
逃げ出したくなって、心が弱ってる時に先輩からの「お客様の為に頑張れる、社会に貢献できる仕事って素晴らしいよね?」なんて言葉をかけられて錯覚してしまいます。
「給料少ないしキツい仕事だけど、やりがいと誇りの持てる仕事だ!!」と。
大半の人が無意識にやりがい搾取のマインドコントロールの洗脳にかかってしまうのです。
心が満たされて豊かに働らけてると錯覚してはいけません。
かりそめのやりがいを演出させられているだけなのです。
従順な社畜の完成
社内でのマインドコントロールにより従順な社畜に変身してしまいます。
やりがいのために一生懸命頑張ってるかもしれませんが、企業側はそのやりがいという人参を目の前にぶら下げてあなたの労働力を貪ってるだけなのです。
やりがい搾取は本人が気付くことなく、いつの間にかそうなってることが多いです。
なぜそのような事態になるのか解説します。
マズローの5段階欲求を悪用
心理学界で一番メジャーであるマズローが提唱している「マズローの5段階欲求」というものがあります。
人間には5段階の欲求があり、欲求が満たされるとその次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動のことです。
②安全欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
やりがい搾取は③社会的欲求、④承認欲求の2つを巧妙に活用してマインドコントロールしてます。
・社会的欲求
マズローの社会的欲求とは、友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求を指します。
集団への帰属や愛情を求める欲求であり、「愛情と所属の欲求」あるいは「帰属の欲求」とも表現されます。
簡単にいうと「一人は寂しい、みんなと一緒にいたい」という欲求です。
会社に所属し働くということは、社会的欲求を満たす行為でもあります。
会社や職場で働く仲間に、早く受け入れられたいという気持ちから一生懸命仕事を頑張るでしょう。
上司からの無茶な残業等の要求でも「受け入れられたい、一員として歓迎されたい」という思いから、自分を犠牲にしても頑張ってしまうのです。
集団心理も社会的欲求の弊害です。
先輩や周りの社員がサービス残業をしてるのに、定時で帰ることが心苦しく感じることありますよね?
そもそもサービス残業がよろしくないことなのに、周りのみんながそれを当たり前のようにやってるので、周りに流されてしまって自分もサービス残業をやるハメになることも。
社員は家族なんて言う職場では、より強く集団心理が発揮されます。
最初はおかしいと感じつつも感覚がどんどん麻痺していき、少しづつ洗脳されていくのです。
・承認欲求
承認欲求とは他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。
お客様からの感謝の言葉や事業の社会貢献も、承認欲求を満たすことになります。
自分の仕事がお客様に褒められ、そしてお客様のためにまた仕事を頑張ろうとプラスの循環が生まれます。
つまりやりがいのある仕事ということですね。
そこにつけ込んで、やりがい搾取企業は過度に「お客様のため」や「やりがいのある仕事ができる」ということを強調します。
やりがいのある仕事ができるからと、安い給料かつサービス残業や休日返上で働くことを仕方のないことであると錯覚させます。
また、出世欲も承認欲求の一部であるといえます。
責任あるポストに登用し、承認欲求を満たすことで馬車馬のごとく働かせます。
責任あるポストについたからといって給料が大幅に増えるわけではありません。
プロジェクトリーダーとかなら、金一封程度でしょう。
対価に見合わない労働力を自分の意志で提供するハメになるのです。
やりがいだけでは豊かになれない
働きがいややりがいなんかでは、人生は豊かになりません。
というかそもそも自分の心を満たすことだけが「やりがい」ではありません。
真のやりがいとは??
私が考える仕事のやりがいとは
②自身のスキルアップを感じれること
③正当な対価を得られること
上記3つが揃った仕事こそが「やりがいのある仕事」であると思います。
どれか一つでも欠けては、やりがいのある仕事とは私は思えません。
この3つが揃った仕事こそが、人生を豊かにするやりがいのある仕事なのです。
お金だけではダメ、人々を幸せにできない仕事もダメ、自分の成長やスキルアップを実感できない仕事もダメです。
上記のやりがい3要素は私個人的な考えなので、万人受けするかどうかはわかりません。
しかし、一つだけ言えることがあります。
やりがい搾取企業のように、やりがいは押しつけられるものではありません。
仕事でのやりがいは自分で作り出すもの、言われて与えられるものではないということです。
まとめ
いかがでしたか??
あなたのお勤めの企業はやりがい搾取してませんか??
あなたは搾取企業から洗脳されてませんか??
洗脳されてるなら今すぐに脱却しましょう。
お客様の笑顔がやりがいの全てではありません。
ひとりひとり価値観や大切なものは違います。
あなたオリジナルの仕事のやりがいを模索しましょう!!
もちろん私のやりがい3要素を手本にしてもOKですよ!!
コメント