どうも!!ブログ管理人のfujiです。
ソーシャルレンディングという資産運用をご存知ですか??
個人がソーシャルレンディング会社を仲介して企業にお金を貸し付けることができるサービスです。
それなりに利回りも良く、人気の案件なら申し込みが殺到することもあります。
私もソーシャルレンディングを使用して1年ほどが経ちますが、案件の抽選漏れを幾度となく経験したこともあります。
それほど資産運用先として人気なソーシャルレンディングですが、投資初心者にとってアリかナシかについて投資歴7年、金融資産1000万円超えの社畜が解説します。
ソーシャルレンディングの概要について分かりやすく解説
まずはソーシャルレンディングの概要や特徴について、ざっくりと説明します。
お金を貸したい人とお金を借りたい人を結びつけるサービス
個人が資金調達のために、不特定多数の人から金銭的支援を求めることをクラウドファンディングと言います。
クラウドファンディングには大まかに分けて3種類あります。
出資者に見返りが一切ない寄付型や、事業が成功した際のリターンがある購入型、株式を発行し配当や運用益の分配がもらえる金融型(貸付型)があります。
つまり、ソーシャルレンディングは金融型(貸付型)のクラウドファンデングであると言えます。
クラウドファンディングのイメージとしてCtoCを連想させますが、ソーシャルレンディングはBtoCのプラットフォームになります。
ソーシャルレンディングでは個人同士でお金の融資をするのではなく、企業に対して個人がお金を貸し付ける図式になります。
ソーシャルレンディングの投資案件はローン事業や不動産がメインである
個人が企業にお金を貸し付けることとなりますが、企業は今後の経営のために資金を厚くすることを目的にお金を借りるわけではありません。
資金を調達して行いたい事業があるから、ソーシャルレンディングを介してお金を調達します。
株式の場合はその会社の成長に投資することになりますが、ソーシャルレンディングにおいては資金を調達して行う事業に対して投資をすることになります。
ソーシャルレンディング会社によって扱ってる投資案件に特色はありますが、ローン事業や不動産事業が大半です。
私は2019年6月からソーシャルレンディングを利用しており、今までで合計15本の事業に投資してきました。
そのうち6本がローン事業で7本が不動産事業になります。
ソーシャルレンディングでローンと不動産以外の事業を見つける方が難しいですね。
少しニッチな分野の投資案件を扱ってるソーシャルレンディングもありますが、7〜8割はローンと不動産事業であると考えて良いです。
ソーシャルレンディングは利回りがそこそこ高め
個別株やETFなどの投資案件と比較して、ソーシャルレンディングの利回りはそこそこ高めです。
高配当利回りの米国企業のうち、約400社に分散投資するETFであるVYMの利回りは 3.8%ほどです。
コロナショックによる影響も少なからずありますが、大人気の高配当ETFでも2〜4%くらいの利回りです。
それに対してソーシャルレンディングの配当利回りは平均で3〜6%くらいです。
案件によっては10%を超えることもザラにあります。
私が1年前に投資した「ユーラシア金融事業者ファンド」という投資案件ですが、税引き前の表面利回りで12.7%です。
10%越えの投資案件なんて驚異の利回りですよね。
詐欺まがいの投資案件かなと思い、ビクビクしながら少額だけ投資してます。
2020年7月で満期になるので、無事元本と配当金が返ってくることを願うばかりですね。
このようにソーシャルレンディングの投資案件は、そこそこ利回りが高めであることが特徴です。
まだまだ発展途上のソーシャルレンディング業界
日本におけるソーシャルレンディング業界は、2008年にmaneoが日本で初めて事業として展開し、2011年にSBIソーシャルレンディングが参入してきました。
その後各企業がソーシャルレンディングに参入してき、業界として認知されるようになったのが2014年くらいですね。
歴史としてはまだ10年余りで、まだまだ発展途上であります。
比較的若い業界であるからこそ、今まで様々な問題を抱えながら少しずつ発展してきた経緯もあります。
・maneo事件
ソーシャルレンディングの事件の中で一番有名なのはmaneo事件でしょう。
詳しく話すとややこしくなるので概要程度で割愛しますが、maneoはファンドの募集要項とは異なった目的に資金を流用したことで行政処分させられました。
個人から集めた資金を「グリーンインフラレンティング」という運営業社に融資しましたが、その運営業社の不正流用をmaneoが見過ごしていたようです。
10億円以上の金額を不正流用しており、投資家からは両社に対して11億円の損害賠償請求を求められてます。
ソーシャルレンディング業界のパイオニアであったmaneoでの不正流用事件は、ソーシャルレンディングはハイリスクなものであると印象付ける決定打になりました。
また、maneo以外にもみんなのクレジットやラッキーバンクなども行政処分になってます。
ソーシャルレンディングの黎明期にあった事件と言えど、まだまだ不安定な業界であるのです。
・借り手企業の情報が不透明
ソーシャルレンディング会社は金融商品取引法と貸金業法の2つのルールに基づいてます。
この2つのルールにより案件を募集する際に、借り手企業を特定できない範囲内での情報提供していました。
どんな企業かもわからないまま、制限されたファンドの情報のみで投資をするかどうかの判断に迫られるのです。
投資先の企業が不透明なのに大金を預けるのに不安が残りますし、maneo事件のことでファンド内容の信憑性すらも怪しいです。
しかし、2019年3月に「原則として借り手の匿名化は不要」という金融庁の鶴の一声により、ソーシャルレンディング会社も借り手企業の匿名化を廃止しています。
これにより、借り手企業の顔が見えるので、財務健全性や事業内容等を加味してファンドに投資ができるようになりました。
しかし、ファンドの内容等の精査や実際に決められた所に資金を使ってるのかなどのチェックを直接投資家にはできません。
ファンドの情報の信憑性には、信頼できるソーシャルレンディング会社を選ぶ必要があります。
信頼できるソーシャルレンディング会社4選
ソーシャルレンディング会社の中で、信頼できる会社を4つほど紹介したいと思います。
実際私も4社が提供するファンドに投資をしており、元本が返ってこないとか、投資した結果マイナスになったとかはないので信頼しても良いでしょう。
独断と偏見ですが、ソーシャルレンディング会社をオススメ順にざっくりとですが紹介します。
ソーシャルレンディングおすすめ第1位:Funds(ファンズ)
※Fundsより
ソーシャルレンディング業界で1番信頼できる会社はやはりFundsでしょう。
2016年設立でFunds内での第一号ファンドが2019年2月に発表されてます。
実質的な歴史としてはまだ1年ちょいしかありません。
しかし、独断と偏見でNo1に選んだにはそれ相応の理由があるのです。
・上場企業のみのファンド
fundsで募集される案件は全て上場企業のみです。
上場企業の中のFundsの審査をクリアした企業のみが、借り手企業として融資を受けることができるのです。
過去には大阪大将を経営するイートアンドも、Fundsを使って資金を確保してます。
上場企業であれば財務三表などで経営状態も確認できますし、企業として顔が見えるので安心できますね。
またFundsではリコースローンという借入方式を採用してます。
リコースローン
Fundsの投資案件においては、事業成功の可否にかかわらず借り手企業の全財産が借入金の返済原資に当てられます。
つまり、お金を借りてチャレンジした事業で赤字を出してお金を返せなくなったら、企業内からお金を絞り出してでも返しなさいよ、ということです。
この仕組みのことをリコースローンと言います。
リコースローンを採用してるソーシャルレンディングは今のところFundsだけであり、これにより借り手企業のデフォルトがない限りは元本は返ってくることになります。
元本割れの可能性がなくなったわけではありませんが、リコースローンの仕組みにより限りなくゼロに近いと言えるでしょう。
・投資案件の期間が短い
Fundsの投資案件は、一般的なソーシャルレンディングよりも短期間であることが特徴です。
6〜12ヶ月という比較的短期の案件が多めです。
他のソーシャルレンディング会社の案件は最短でも12ヶ月くらいで、24ヶ月とかザラにありますもんね。
上記はFundsで2020年7月〜2021年3月までの投資案件ですが、約9ヶ月の貸付案件です。
かなり短めですね。
ソーシャルレンディングの投資案件は株式みたいに値動きはしませんが、途中解約ができません。
順調に毎月の配当金が入ってくれば良いですが、配当金が滞ったり、最悪の場合元本割れの可能性も出てきます。
株式ならば損切りできますが、ソーシャルレンディングでは損切りすらできません。
投資案件と一連託生な関係になりますが、短期間であれば多少は安心ですよね。
24ヶ月の長期間だと経済情勢などの外部要因の変化が懸念されますが、短期間であればその影響も小さく押さえ込めるでしょう。
ソーシャルレンディングおすすめ第2位:OwnersBook(オーナーズブック)
※Owners Bookより
第2位はOwners Bookです。
会社設立が2016年で、今までで180本近い投資案件を扱ってきました。
歴史もソーシャルレンディング業界ではそこそこですし、今まで元本割れの案件が発生したことは一度もありません。
180本の案件を扱ってきて元本割れなしは驚異的ですね。
そんな安定と実績のOwners Bookの特徴について解説します。
・不動産に特化した投資案件が豊富
Owners Bookでは、ビルやマンションなどの不動産に特化した案件を扱ってます。
そして、そのほとんどが東京都内の案件です。
人口減少・空き家問題などが顕著化しつつある日本ですが、東京都内に限ってはそんなことはありません。
日本人にも外国人にも人気のある東京エリアなのでコロナの影響も多少はありますが、買い手はいくらでもいます。
値段がお手頃になればすぐさま買い手が見つかるようなドル箱地域が東京なのです。
そんな東京エリアをメインに投資案件を扱ってるので、比較的安全と言えるでしょう。
・上場企業のソーシャルレンディング会社
Owners Bookは2017年にマザーズに上場してます。
東証1部と比べれば微妙かもしれませんが、マザースに上場するのも凄いことなのです。
マザーズに上場するには、企業経営の健全性や内部管理体制などさまざまな基準があります。
それらのハードルを乗り越えているので、ソーシャルレンディング会社の中でも信頼できる企業であると言えます。
ソーシャルレンディングおすすめ第3位:SBIソーシャルレンディング
※SBIソーシャルレンディングより
第3位はSBIソーシャルレンディングです。
ネームバリューで言うなら、ソーシャルレンディング界No1でしょう。
貸付残高の合計は400億円超え、累計融資額は1000億円を超えてます。
maneoが衰退していったソーシャルレンディング界においては、シェアNo1なのです。
そんなソーシャルレンディング界の巨匠であるSBIソーシャルレンディングの特徴について解説します。
・SBIグループの子会社である
SBIソーシャルレンディングは、SBIホールディングスが100%出資を行ってる企業です。
つまりSBIグループの子会社です。
運営会社が東証1部上場の大手企業ならば、その子会社も信頼性や安定性は折り紙付きですね。
安定だけでなく銀行部門や証券部門で培った経験があるので、その経験を生かして融資先を見極める目を持ってるはずです。
SBIグループをバックに持ってるメリットは計り知れないですね。
・常時投資案件の募集を行ってる
SBIソーシャルレンディングでは、常時投資案件を募集してます。
これにより自分の好きなタイミングですぐさま投資することが可能です。
ファンドの内容としては「不動産を担保にローン事業を営む事業者」向けに貸付を行なってます。
月に2本のファンドを募集しており、2週間の募集期間なので常時募集してる形になります。
ソーシャルレンディングの案件は抽選か先着順で決められるので、投資したくても投資できないという状況に陥りやすいです。
抽選で漏れて、先着順で勝ち上がるためにパソコンの前で長時間クリック合戦なんてこともしばしばです。
常時投資案件を募集してくれてるのは、機会損失を防ぐにも有効ですね。
お金をそのまま口座やタンスに置いておくのが一番の損失ですからね。
ソーシャルレンディングおすすめ4位:CROWD CREDIT(クラウドクレジット)
ソーシャルレンディングならクラウドクレジット
※クラウドクレジットより
私が利用しているソーシャルレンディングの中では最下位ですが、他とは一味違った存在なのがCROWD CREDITです。
私が様々なソーシャルレンディングをリサーチして厳選した結果なので、最下位だからと言ってゴミということではありません。
そんなCROWD CREDITの特徴ついて解説します。
・海外の案件に投資できる
今まで紹介したソーシャルレンディング会社は、どれも日本国内の案件でした。
しかしCROWD CREDITが取り扱ってる投資案件は全て海外の案件です。
「同じかごに卵を置くな」という格言があるように、投資においては分散が大切です。
国内案件を扱ってる会社がほとんどなので、リスクヘッジということでCROWD CREDITを使うのも悪くない選択かもですね。
・利回りが桁違いに高い
年間利回りが他の金融商品と比べてソーシャルレンディングは高めではありますが、CROWD CREDITは桁違いに利回りが高いです。
4%を超えればソーシャルレンディングの中では高い部類に入ります。
しかし、CROWD CREDITが今現在扱ってる投資案件の利回りは6〜12%と4%を軽々と超えています。
二桁の利回りなんて若干詐欺っぽいですね。
しかし、投資した金額全てが消える事態は一度もありませんが、元本割れは今まで52件あるようです。
多少はリスクがあるように思えますが、下記のグラフによればそれなりの本数が予定通りに償却されてるようです。
※クラウドクレジット 2020年4月末時点のお客様全体の損益分布図より
高い利回りなのでそれなりのリスクも当然ですかね。
12%というリターンに対してこの程度のリスクなら、ギリギリ許容範囲内かと思います。
投資先としてソーシャルレンディングはアリなのか?
ソーシャルレンディングの概要やオススメ会社についていろいろ解説してきましたが、そもそもソーシャルレンティングは投資先としてオススメなのか。
投資先としてアリかナシかについて解説します。
ソーシャルレンディングはあまりオススメしません!!
今更そんなこと言うんかい!!
と言うツッコミが殺到しそうですが、中身を知ってもらわないで頭ごなしに否定してもそれは所詮他人の意見ですよね?
中身をしっかり吟味して自分で判断することが大切なので、長々とソーシャルレンディングについて解説しました。
正直に申し上げるとソーシャルレンディングでの投資はあまりオススメしません。
投資初心者ならばソーシャルレンディングよりも、積立NISAや確定拠出年金から始めるべきです。
NISA制度や確定拠出年金について詳しく知りたい方は、下記記事で詳しく解説してるので参照してみてください。
ソーシャルレンディングをオススメしない理由について深掘りします。
・資金が長期間拘束される
短くても半年、長ければ24ヶ月もの間資金が拘束されるのは大きなデメリットです。
たった半年や1年で世界の情勢は目まぐるしく変わっていきます。
2020年1月のアタマに、コロナの猛威を予測できた人はどれだけいたでしょうか??
誰しもがこんな歴史的なパンデミックになるなんて想像もしなかったはずです。
半年先の未来さえ想像できない現代において、長期間の資金拘束は危険なことです。
投資をしつついざという時に、すぐに現金化できる流動性の高い資産運用先を選んだ方が良いです。
・背負うリスクに対してリターンが小さい
各ソーシャルレンディング会社は、貸付企業名の公表やリスクを極力小さくする取り組みを実施してます。
Fundsのリコースローンなんかが最たる例ですね。
それでも、リスクに対してのリターンが低すぎです。
そもそも投資家が受け取るべきリターンから各会社は手数料を差し引いてます。
各会社によりますが1~3%ほど手数料として、本来投資家が受け取るべきリターンから差し引いてます。
要は1%超えの信託報酬ということです。
高すぎです。
少しはインデックス系の投資信託の手数料の安さを見習って欲しいですね。
リターンがソーシャルレンディング会社から搾取されてるだけでなく
・資金が長期間拘束される
・世界情勢が急激に変わっても損切りできない
・企業名は公表になったがファンド自体の信憑性が低い
・行政処分を受けた企業が多数あり、市場として黎明期である
などなど上げ出したらキリがありませんが、これだけのリスクを投資家は背負ってるのです。
ハイリスク・ミドルリターンのソーシャルレンディングは玄人向けと言って良いでしょう。
資金が潤沢で遊んでるお金を使うくらいでちょうど良い
現金が潤沢にあり、積立NISAや確定拠出年金、海外ETFや国内株式、外貨積立など様々な投資を実践しており、それでも投資先を探してるならば遊び程度で使っても良いでしょう。
現金をある程度持っていれば、非常事態に生活の足しや金融商品の買い増しに動員できます。
そのような非常事態を想定してもまだ資金が余るのならば、遊びの投資先としてくらいなら良いでしょう。
口座やタンスで遊んでるお金が一番無駄ですからね。
まとめ:ソーシャルレンディングは使わなくても良い
私自身がソーシャルレンディングを使ってたのは事実ですが、半年前から追加での投資はしてません。
とりあえず200万円くらい使う予定のないお金があったので、興味本位で投資しただけです。
とりあえず今のところは順調に配当金を貰えてますし、2本のファンドが予定通り終了しています。
しかし、リスクに対してのリターンが明らかに釣り合ってません。
手軽に5%超えのリターンに投資できるのは魅力的ではありますが、元本割れしたら意味ありませんからね。
これから投資を実践しようとする初心者ならば、ソーシャルレンディングの存在を知っておく程度で良いです。
間違っても私みたいに投資してはいけませんよ!!!
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